ありふれた人生
BUMP OF CHICKENの曲の中に「ベル」と言う暗い歌がある。
「僕のことなんかひとつも知らない癖に」と言う歌詞が、当時10代でひねくれていた心境に刺さっていた。
最近聴くと、他の部分の方も染みるようになっていた。それが以下だ。
話したいことは山程あるけど
なかなか言葉になっちゃくれないよ
話せたとしても伝えられるのは
いつでも本音の少し手前
わかる。
そうなんですよ。
どうしたらいいんだろうね?
思考の言語化は昔より上手になってきたけれど、論理的でない話で、ぐちゃぐちゃになった感情の整理は本当に難しい。
ただ藤原基央も結局本音を言えるようになったわけでもないようで、「花の名」の中でこんな事を言っている。
簡単な事なのにどうして言えないんだろう
言えない事なのにどうして伝わるんだろう
言ってる事一緒やんか、と。
この間の数年で成長してないやんけ、と。
けど伝わって良かったね、と。
当時の藤くんと同い年くらいになってしまったけれど、僕が言えない事も伝わっているのでしょうか。
ガラスのブルースを再録していた28歳がだいぶ歳上と思っていたのに、普通に追い越してしまったよ。